繊維製造において100年以上の歴史を持つセインテックスは、個人用防護服の世界的リーダーです。２０ヶ国以上に広がる大規模な顧客基盤と複数の政府契約を誇る同社は、戦闘服、寝袋、リュックサック、防弾ジャケット、テントなどを専門に扱っています
ハイテクテキスタイルの1世紀
セインテックスの歴史は、アーサー・M・セイナエブ氏がベルギーの田舎町に最初の亜麻織物工場を設立した1908年に始まりました。30年後の第二次世界大戦中、セイナエブ氏の会社は英国陸軍のキャンバス供給業者となりました。その後数年間、熱心な研究開発が行われ、軍だけでなく警察や消防士向けの幅広い特殊装備が開発されました。
現在、セインテックスのすべての製品は、パレードの制服から戦闘服システムに至るまで、社内のラボでテストが行われており、最高の品質管理が保証され、ユーザーの安全が最大限に確保されています。同社は防弾に重点を置いているため、生地や既製品の耐引裂性、引張強度、動作抵抗、破裂強度などを評価するために、さまざまな最先端のツールが導入されています。さらに、このラボには、新規開発のみを任務とする専門家からなる R&I チームが所属しています。
最軽量の防弾チョッキ
2014年はセインテックスの歴史に新たなマイルストーンをもたらしました。弾丸、破片、ナイフ、スパイク保護などの防弾チョッキ保護システムの設計と製造における50年にわたる経験が、COLUMBUS® ベストの発売につながりました。これは世界で最も軽く、最も快適な防弾服であり、ハンガリー、ドイツ、オーストリア、フランスの警察とベルギー軍によって使用されています。COLUMBUS® は、その極めて高い柔軟性と滑らかな構造により、制服や民間服の下に単独で使用するのに最適です。
ベルギーの防衛被服システム
2019年、セインテックスは、コーティングされたテクニカル テキスタイルの世界的リーダーであるシオエン（Sioen）および米国の著名な軍事用具メーカーCrye Precision™（クライ・プレシジョン）と設立された SSCコンソーシアムの一員となりました。防護服の開発と製造における比類のない経験と確かな実績で選ばれた3社は、新しいベルギー防衛被服システム (BDCS) の創設を任務とし、ベルギー軍と15年間の契約を締結しました。
BDCSは、完全に統合され、耐久性があり、運用上、技術的に最新の衣類と装備品であり、新しい迷彩パターンを含め、現代における軍の最高の品質と快適性の要件を満たすために作成されました。3 つのコンソーシアム パートナーのさまざまな開発センター間の強力なコラボレーションのおかげで、BDCSは革新的な原材料の最適な導入と先進的な設計を組み合わせています。
Climashield®とBDCS
CORPS ハイロフト パンツとジャケットは、地球上で最も寒くて過酷な環境から身を守るために設計された BDCS の最も暖かい外層です。両方のウェアの重量と体積が軽減され、同時に極めて高い耐久性と最適な暖かさ対重量比が確保されています。AQUABAN®を使用したClimashield® APEX連続フィラメント断熱材の使用により、CORPS パンツとジャケットは濡れたときでも断熱材の特性を維持します。合成断熱材は耐磨耗性があるだけでなく、複数回の洗濯サイクルにも耐えることができ、衣服の機能を損なうことなく圧縮することができます。
CORPS パンツとジャケットの両方について、ラボおよびフィールドでの包括的なテストの結果、快適さ、着やすさ、多用途性が強調されました。
アウトドアにおける持続可能な未来
現在、セインテックスは、創業者の曾孫であるモーリーン・セイナエブ氏の管理下で、セイナエブ家によって運営されています。彼女のリーダーシップの下、セインテックスはオフィス、生産施設の綿密な監査、省エネの可能性のマッピングなど、環境ポリシーの推進に重点を置いています。
さらに、モーリーンは田舎暮らしへの情熱から、セインテックスの軍事経験をハイエンドな狩猟、乗馬、釣り用の衣服の作成に活用する可能性を模索するようになりました。
